こんにちは。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、英語教育のプロフェッショナルR.Kさんをご紹介しています。
4回目はいよいよラストです。
【R.Kさんのプロフィール】
大学卒業後、機械メーカーに就職。その後アメリカの語学学校へ留学し、サンフランシスコの大学院へ進学。英語教授法TESOL(英語を母語としない学習者へ向けた英語教授法)を学ぶ。
卒業後は、現地VISAでアメリカの語学学校へ就職。
日本へ帰国後、児童英会話講師を経て、現在は英語教育系企業でネイティブ講師トレーナー兼カリキュラムディレクターを務めている。
3回目 想いを込めたカリキュラムで授業を届ける、生徒と講師の成長を見られる喜び
では、続きにいきますね。
8.諦めずに貫いていく情熱を感じます。その源には今までのご経験があるのですね。
はい。まず、会社を辞めてまでも留学したこと。
それも自分の貯金で、退路を断って飛び込みました。
アメリカの教授達が自分たち、ノンネイティブの留学生をリスペクトしてくれたこと。
移民達の人生をかけて英語を習得する覚悟など。
いろいろな経験のすべてですね。
それと、実は、その学校でH1B就労ビザもおりたのです。
アメリカに残りたいのか、日本に戻って日本の英語教育に貢献したいのか、人生で一番悩みました(笑)。
1分1秒気持ちが変わり、答えが出せませんでした。
しかし、5年後、10年後のことを考えたとき、日本の英語教育を変えたいのだと気持ちが明確になり、帰国を決めました。
だからこそ、英語教育への想いが人一倍強く、パッションを持ち続けていられるのかもしれません。
全く後悔していないかと言えば、正直何とも言えません。
でも、選んだ道を正解にするかどうかは自分次第だと思っています。
あと、子どもが大好きです。
今の仕事は重責もあり、かなり大変ですが、その中でも3年前に小学校の教員免許を取りました。
子どもや教育に関わる強い想いがあります。
9.近い将来の希望などどのようにお考えですか
コロナ禍でオンライン授業が増えたこともあり、EdTechの分野にも関心があります。
今の会社は、英語学習のコンサルやプログラムを提供していますが、IT系企業ではありません。
最近、サンフランシスコにある外資系のIT系企業で、プロジェクトベースでプロボノとしてコンテンツ作りにも携わっています。
そこでのAIを使った学習コンテンツ作りに楽しさを感じています。
求められる英語力は至極バイリンガルに近いレベルなので、英語学習を再開しました。
対面学習の良さももちろんありますが、アプリなどもうまく活用していくと良いですね。
これまでもネイティブ講師に囲まれて仕事をしてきていますが、求められる英語力は、働く環境によって異なることも実感しています。
今の環境より、さらに高い英語力が求められる場にチャレンジしてみるのも、自分が成長する機会にもなりますね。
過去のやり方を踏襲するだけでなく、英語教育の新しい形を模索したいです。
学校や大学から依頼を受けて、授業のカリキュラムをデザインする際に意識しているのは「学生がこのプログラムを通じて、どうなってほしいのか」
学生の未来を、講師と共に作っているのだと思っています。
つくる側の私たちがワクワクして、教える講師がワクワクして、学生達もワクワクする。
そのワクワクの連鎖を繋げたいですね。
英語教育を通して、人を育てる。
人材育成をしたいと思っています。
10.どのような人を育てていきたいですか
みんな1人1人違っていて、個の良さがあります。
自分の良さを活かすことができる。
その部分を社会で活かすことができる。
自分は自分で良いと思える。
どこの国とか、何をしているとか、その人のバックグラウンドで偏見を持たず、目の前にいる相手を1人の大切な隣人として、ありのままを受け入れることができる。
そうして手を取り合って生きていける人を育てていきたいです。
先が読めない時代の中で、目の前の問題はたくさんあります。
たくさんの選択肢がある中で、選ぶのは自分であり責任が伴います。
でも、ダメでも何度でもやり直せるし、アップデートして自分らしい生き方ができます。
すべての経験は無駄にはならないのですから。
私自身も、いろいろな人から日々学んでいます。
自分も一緒に、一生、成長していきたいですね。
いかがでしたか?
「手を取り合って生きていける人を育てていきたい。」
そう話してくださったR.Kさんのワクワクの連鎖、これからも楽しみですね。